生物学者として知られる広島大の長沼毅教授(56)が学生に暴行し、ケガをさせたして傷害罪で起訴され、今月1日に東広島簡裁から罰金30万円の略式命令を受けていた一件。

 長沼教授は微生物の研究で世界各地を飛び回ることから、「科学界のインディ・ジョーンズ」と呼ばれ、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」をはじめ、テレビ番組に多数出演する有名人だけに、ネット住民も大騒ぎしている。

 関係者によると、長沼教授は今年3月、硫黄島での研究室の実習中、停泊中の船内のトイレで20代の指導学生と口論になった。長沼教授は足払いをかけて学生を転倒させると、馬乗りになって首を絞め、「死ね」と言って顔につばを吐きかけたという。長沼教授は高校時代に柔道部で主将を務めた“猛者”で、暴行時には酒を飲んでいたというから、相当な恐怖だったはずだ。学生は腰の骨を折るなど、全治3週間のケガを負った。

 学生は鹿児島中央署に被害届を提出。4月に学生から大学に相談があり、同大は7月、諭旨免職に次ぐ停職6カ月の懲戒処分とした。

■ホームページで「酒好き」を自称

 長沼教授は昨年11〜12月にかけても、この学生を「クビにするぞ」などと何度も叱責。研究室のミーティングでは、他の指導学生に対しても「このバカ」とか「研究室から出ていけ」などと、暴言を繰り返していたという。

「教授は異議申し立てもせず、内容についても認め、処分を受け入れています。本人は『高いレベルを求めた結果、それに応えられない学生に対し、感情的になってしまった。被害者とその家族に対しては深く反省している』と話していて、謝罪もしています。これまで酒にまつわるトラブルや、学生からの苦情はありませんでした」(同大広報グループ)

 もっとも、本人のHPには「酒ビン片手に南極・北極から火山、砂漠、深海・地底など、地球の辺境を放浪する吟遊科学者」とあるぐらいで、「酒好き」を自称していた。ネット上には広島大OBとおぼしき、<いつかやりかねないと思っていた><酒癖もいいとは言えないレベル>なんて書き込みも。

「長沼教授の講義は、科学や生物学が苦手な人でも分かりやすいと評判でした。34歳の時、宇宙飛行士の採用試験を受けて最終選考で不合格になるなど経歴もユニークで、イケメンでしゃべりもうまく、頭の回転も速い。一時は『ポスト林修』として名前が挙がったこともあります」(テレビ局関係者)

 これですべてがパーだ。