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村田諒太が7R終了TKOでミドル級王座奪取 因縁エンダムを圧倒

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エンダム(左)を破り新チャンピオンに輝いた村田

 WBA世界ミドル級タイトルマッチ(22日、東京・両国国技館)は、同級1位の挑戦者・村田諒太(31=帝拳)が王者アッサン・エンダム(33=フランス)に7R終了TKO勝ち。判定で敗れた5月の王座決定戦のリベンジを果たして、新王者となった。

 最初に左ジャブを放ったのはエンダム。前回の対戦で立ち上がりの3ラウンドはほとんど手を出さなかった村田も右を細かく当てていくものの、クリンチを多用するエンダムに有効打をヒットさせられない。

 流れが村田に傾いたのは4Rだ。2度のスリップで足にきていることをうかがわせるエンダムに、左フックで追い討ちをかける。6Rは強烈な右ストレートでエンダムを後ずさりさせ、あと少しでダウンだった。

 そして運命の7Rもダウンこそ奪えなかったもののメッタ打ち。勝ち目はないと判断したエンダムは赤コーナーに戻ると棄権を申し出て、村田の勝利が決まった。

 1―2で判定負けした5月の王座決定戦では4Rに鮮やかなダウンを奪い、日本中の誰もが「村田が勝った」と思ったが、9R以降の終盤4ラウンドの採点がくっきり分かれた。

 この悔しさを晴らすために「前回の試合から修正するとすれば、終盤」と前日(21日)に話した。そのために8月の走り込みキャンプでは、練習の質を大幅にアップ。ここで得た体力を維持するため、キツいフィジカルトレーニングは試合直前まで続けた。

 試合当日の体重は77・1キロ。5月の試合当日は76キロだったが、相手のエンダムは79・5キロまで増えていた。この差はそのままパンチの重さの違いに出る。とはいえ、重くなりすぎると動きが悪くなる。「今回は77キロぐらいでリングに上がりたい」と話していたのと、ほぼ同じ数値に調整した。一方のエンダムは77・3キロで前回ほど増やさず。“互角”の状態で戦えば、地力に勝る村田に有利に働くのは自然の流れ。パンチの威力は明らかに勝っていた。

 47年前の1970年10月22日には、故大場政夫さんがWBA世界フライ級のベルトを手にし、帝拳ジム初の世界王者となった。場所も国技館にほど近い場所にあった日大講堂。ジムにとっての記念日ともいえる日に、村田が大仕事をやってのけた。

 村田の話「(前回の試合から)自信をつくれたのが大きかった。ロンドン五輪の金メダルもそうだったけど、取ってからが大変。僕より強いミドル級のチャンピオンがいることは皆さん、分かっているだろうから、そこを目指して頑張りたい」





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